震災追悼式 東松島市、簡略化図り実施へ 時短などで対応
新型コロナウイルスの影響を踏まえ、政府は東日本大震災の追悼式の中止を検討するなど式典見直しの動きが加速する中、東松島市は時間短縮など内容の簡略化を図りながら11日に式典を行う。
東松島市民体育館の会場は変更せず、午後2時半から行う。式では渥美巌市長の式辞、遺族代表の言葉に続き、参列者が献花する。
当初組み入れていた来賓による追悼の辞などを取りやめ、式典時間は計画した1時間半より短縮し、1時間弱にとどめる。参列者は限定しないが、昨年より100人ほど少ない400人を見込んでいる。
市は、感染予防対策として参列者用のいすの間隔を広げて設置し、手指の消毒液を備えて対応。希望者にはマスクも配布する。
渥美巌市長は「感染予防には万全の対策を講じる」と強調した上で、「先の大戦による戦没者(955人)より、行方不明者も含め震災犠牲者(1133人)が上回った過酷な市民の現実がある。少しでも前に進めるよう遺族に寄り添い、追悼することが大切だ」と理解を求めた。
2020年03月05日木曜日
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March 05, 2020 at 11:37AM
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