行楽と福祉・医療複合施設が起工、年内開所へ 東松島
行楽と福祉・医療の複合施設の起工式が行われた現地東松島市野蒜ケ丘２丁目に建設される行楽と福祉・医療の複合施設の起工式が７日、現地であった。東日本大震災後、同市で診療所の開設や訪問リハビリ事業などの医療支援を展開する東京都八王子市の医療法人ＫＮＩが、県の交流人口拡大モデル事業を活用して建設する。１０月の完成、年内の開所を目指す。
式には法人の北原茂実理事長、渥美巌市長と関係者約３０人が出席。神事を行い、工事の安全を祈った。
式典後、北原理事長は「震災後、共に助け合っていく社会をつくることの大切さを改めて知った。東松島市が時代の荒波に負けない地域として発展していくのを期待する」と述べた。
渥美市長は「被災した地区全体が高台に街を移転した場所に復興の総仕上げとなる施設ができる。地域住民に喜ばれる施設になってほしい」と期待を込めた。
着工する「北原ライフサポートセンター・いろどりの丘」（仮称）は、敷地面積７４１５平方メートル。木造２階で延べ床面積１０１３平方メートル。「人の集まる癒やしの空間」を基本理念にスパ・岩盤浴、レストラン、ホテル、多目的ルーム、庭園などを整備する。メディカル＆ケアエリアとしてクリニックと小規模多機能居宅介護施設を併設する。
東松島市内では、石巻地方で唯一の民間防災体験型宿泊施設「ＫＩＢＯＴＣＨＡ（キボッチャ）」なども県交流人口拡大モデル事業を利用して整備されている。
2020年03月08日日曜日
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March 08, 2020 at 08:20AM
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