ソウルやヒップホップがベースのバンドなどが所属する音楽レーベルorigami PRODUCTIONSが、新型コロナウイルスで逆風の吹く音楽業界の下支えに動く。最高経営責任者(CEO)の対馬芳昭氏が自己資金2千万円を寄付。まず1千万円を、仕事が減った音楽関係者に分配する。所属ミュージシャンの楽曲を無償公開し、アーティストらが自由にコラボ作品を発表できるようにする試みも始めた。
対馬氏は寄付を2年以上前から計画していたという。「海外と比べて楽曲のクオリティーの差は否めない。音楽シーンの構造改革が必要」。演奏力のあるミュージシャンが「中堅」という名でひとくくりにされる課題を指摘していた。
そこに生じたのが新型コロナの危機。ライブができず生活の危機が迫る彼らを失うのは「音楽シーンにとっての損失だ」(対馬氏)。まずは用意した半分を、困窮する音楽関係者の支援に充てることを決めた。残りの1千万円については、音楽シーンという「自分たちのフィールドを耕す」ために使いたいとしている。
Shingo Suzukiやmabanuaらプロデューサーとしても活動する所属音楽家の音源を無償公開する試みでは、音源を使って新たに制作したコラボ楽曲をインターネットにアップしたり、販売したりすることも認める。プロデューサー兼音楽家は「普段アーティストからギャランティー(報酬)をいただく立場だから、今は仲間を助けるとき」(同)。
ツイッターでは「#origamiHomeSessions」のハッシュタグに多くのコラボ作品が投稿されている。外出自粛が要請されるなか、新曲の投稿は音楽ファンにとっても価値がある。自由なコラボや業界への問題提起は、コロナ後の音楽文化の広がりにもつながるはずだ。
(北村光)
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April 15, 2020
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音楽レーベルのorigami、寄付や楽曲無償提供の支援策 - 日本経済新聞
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