【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮で10日未明に行われた軍事パレードの最後に登場したのが新型ICBMとみられる巨大ミサイルだ。北朝鮮が2017年11月に発射したICBM「火星15」より、全長、直径ともに大きい最大級のミサイルで、欧米メディアは「怪物」と表現した。
北朝鮮メディアは、このミサイルを「巨大な核戦略兵器」と伝えた。エンジンの改良で射程は、米本土全域を収める推定1万3千キロの火星15より伸びたと分析されるが、さらに注目を集めたのが弾頭部分の大型化だ。
米韓の専門家の間では、3発前後の弾頭を搭載する多弾頭型を導入した可能性が指摘されている。ミサイル1基でワシントンなど複数地点を同時攻撃できることを意味するが、実用化には程遠いとの見方もある。
「北極星4」と記した新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる兵器のほか、試射を重ねた中・短距離弾道ミサイルの新型も動員し、韓国への攻撃力増強も誇示した。
パレードの隊列を紹介する報道から「金正恩(キム・ジョンウン)国防総合大学」や「金正日(ジョンイル)軍政大学」が創設されていたことも判明した。北朝鮮が軍事面の人材育成に力を注いでいることを物語っている。
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