バレーボールの第72回全日本高校選手権最終日は12日、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで決勝が行われ、男子は東山(京都)が初優勝、女子は東九州龍谷(大分)が8大会ぶり7度目の優勝を果たした。東九州龍谷は大黒柱の荒木を中心に攻守がかみ合い、古川学園(宮城)をストレートで下した。

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勝利が決まると、東九州龍谷に歓喜の輪が広がった。「3年連続で負けるわけにはいかない。みんなを信じて頑張った」。主将の荒木は感慨を込めた。過去2大会で屈した決勝の壁をついに打ち破った。強さは長所を最大限に引き出す選手起用。この日も最大6回使える選手交代をフル活用して得意のプレーを引き出した。荒木は「全員で支え合って、みんなでカバーしてチームで勝てたので良かった」。言葉通りの“全員バレー”を勝因に挙げた。