「卒業生に花を贈ろう」と話す近藤さん=豊橋市神野新田町で |
新型コロナウイルスの感染拡大により、卒業式を縮小・中止せざるを得なかった子どもたちに花束を−。花の栽培が盛んな東三河地方の花き業者たちが結集し、花代無料で卒業生のもとに花束を贈ってもらう取り組みが始まった。
企画したのは、東三河の若手花き業者らでつくるグループ「花男子プロジェクト」。希望者は原則、送料とラッピング代だけで三千円相当の花束を贈ることができる。贈る相手は三月に幼稚園、小学校、中学校、高校、大学などを卒業予定の人に限る。花束の中身は、豊川市のバラ、田原市のマムとガーベラ、豊橋市のデルフィニウム。贈り主と生産者たちからの卒業のお祝いメッセージを同封し、箱に入れて発送する予定だ。
グループの事務局を務めるHANAイノベーション代表の近藤祐司さん(43)は「花を贈られると、誰でも幸せになったり笑顔になったりする」と話す。近藤さんの小学六年の長女が「卒業式がなくなるかもしれない」と悲しみに暮れていたことをきっかけにグループ内で取り組みを提案した。
先着百人で申し込みは二十日まで。二十三〜三十日に随時発送する。無料通信アプリLINE(ライン)で「@hanakuru」と検索し、「卒業イベントの申込み」とメッセージを送ると専用申し込みフォームに案内される。送料とラッピング代は計千八百円(北海道と沖縄県に送る場合は計二千円)。クレジットカード決済のみ。(問)HANAイノベーション=0532(32)8787
(昆野夏子)
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March 07, 2020 at 03:08AM
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卒業式縮小の子へ花束を 東三河の業者有志が企画、花代無料で発送 - 中日新聞
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