JR東日本は14日に開業する「高輪ゲートウェイ駅」(東京・港)で、乗客の案内や構内の清掃・警備などを担当する6種類のロボットを稼働させる。多言語で駅の乗り換えや周辺のレストランなどへの道案内をする人工知能(AI)を搭載したデジタルサイネージ(電子看板)など新技術も活用し、次世代型の駅として運営を効率化する。
「世界中の最先端技術を集めて利便性の高い駅と街をつくり、世界に発信していく」。9日に報道陣に駅構内を公開したJR東の三輪美恵執行役員はこう語った。高輪ゲートウェイ駅は品川―田町駅間に設置され、山手線では49年ぶりの新駅だ。JR東は駅の設備に約190億円を投資。周辺のホテルやオフィス、商業施設の開発を含めて2030年までに約5000億円を投じる計画だ。
新駅ではロボットやAIを活用し、駅運営業務の省力化を狙う。深夜に自律走行で床の拭き掃除をする清掃ロボットは、約2000平方メートルの駅構内の床を掃除する。清掃員はトイレ掃除など別の作業ができるようになり、効率化につながる。
警備ロボットは構内を巡回しながらカメラで不審人物などを認知し、警備員に知らせる。警報を鳴らしたり発光したりして周りへの警告も担う。警備員は通常2人一組で見回るが、1人分を警備ロボに置き換えられるようになる。車椅子型の移動支援ロボットなど6種類を順次導入する。
商業施設にも先端技術を取り入れた。無人コンビニ「タッチトゥゴー」を初めて常設店舗で開業する。手に取った商品をレジを通過せずに購入できるウオークスルー型の店舗だ。店内の約50のカメラが利用者や手に取った商品を識別する。
利用者は入店後商品を手に取り、店を出る前に専用端末で商品が正しく認識されているか確認する。合っていれば「Suica(スイカ)」など交通系ICカードで決済をして、店を出られる。
同じ規模のコンビニ運営には通常3~4人必要だが、タッチトゥゴーでは商品補充などを担う裏方の1人がいるだけでよい。決済までのスピードの向上に加え、店舗運営の省人化を期待する。
JR東では社員数(単体)に占める55歳以上の割合が約2割で、定年を迎える社員の大量退職が予想される。駅員や駅構内の設備のスタッフの業務をロボットに置き換えていく必要がある。高輪ゲートウェイで導入したロボットや新技術を、東京駅や新宿駅などの大型ターミナル駅でも活用を検討する。
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March 09, 2020 at 06:30PM
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JR東、高輪ゲートウェイ駅 ロボットで効率化 - 日本経済新聞
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