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F1王者アロンソ&MotoGPのマルケス兄弟、感染広がる母国スペインで寄付活動 - Motorsport.com 日本

 昨年末、中国の武漢市で始まった新型コロナウイルスの流行は収まる気配を見せず、既に感染は世界的流行にまで発展。ヨーロッパでは感染者数が急拡大しており、各国は移動制限などの措置を強化して対応している。

 ヨーロッパ各国の中でもとりわけ感染が広まっているのがイタリアとスペインだ。イタリアでは既に死者が1万3000人を超え、スペインでも9000以上の命が失われている。

 こうした状況に対し、世界的に著名なスポーツ選手などはSNS上で#StayAtHomeとタグを付け、感染を抑えるために自宅に留まろうと広く呼びかけている。

 そしてスペイン出身で2度のF1チャンピオンであるフェルナンド・アロンソ、そしてMotoGPチャンピオンのマルク・マルケスとその弟で同じくMotoGPライダーのアレックス・マルケスらは、資材の不足に苦しむ医療機関に対して寄付を行なっている。

 アロンソはユニセフを通じて、3万枚のマスクと防護服4000セットの寄付を行なった。

 ユニセフは「皆さんのことを守るために戦い続けている人々を助けようという親愛なるフェルナンド・アロンソ氏の貢献に感謝したい。我々を必要としている人たちと、常に共に寄り添ってくれてありがとう。あなたの団結や共感は我々を勇気づけてくれる」とコメントしている。

 またアロンソは自身のSNSで次のようにコメントを寄せた。

「ユニセフの人たちのたゆまぬ活動、そして緊急事態への献身的な取り組みに感謝している。僕はそうした運動に、緊急かつ必要な医療物資を提供することで支援している」

 またマルク・マルケスとアレックス・マルケス兄弟は、カタルニア州のリェイダ大学医学部付属アルナウ・ダ・ビラノバ病院に、重症になりつつある患者向けの機材の寄付を行なった。

 病院は1日(水)にマルケス兄弟の寄付内容を説明するプレスリリースを公表しており、そこには以下のように記されている。

「マルク&アレックスのマルケス両氏から、アルナウ・ダ・ビラノバ病院にCOVID-19によって半重症となっている患者のコントロールに使用する機器を寄付頂いた」

「寄付はポータブルX線撮影装置とガス分析機からなっており、チームはこれらによって肺に重症を負っている患者のベッドサイドでのモニタリングが可能となるだろう」

 同じくスペイン出身のテニスプレイヤーであるラファエル・ナダルや、NBAのパウ・ガソルは、母国のこうした危機的状況に協力するために、赤十字社へ寄付金を募るプロジェクトを始動しているが、マルク・マルケスもそうした活動に参加している選手のひとりだ。

 

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