ロボットや無人店舗といった、華々しい最先端のテクノロジーも導入や実証実験が進む。ただ新型コロナウイルスは、ベンチャーたちのロードマップにも影を落とす。コロナ禍がアゲンストになるかと思いきや、むしろ追い風に変えようとする力強いサービスもある。
3月に来た新入りは寡黙だが、実によく働く。厨房に入ったその日からすぐに1時間で数十食分のそばをゆでられるようになった。これなら「人手」が減らせるかもしれない――。
JR中央線・東小金井駅改札内にある「そばいちnonowa東小金井店」。ここでもベンチャーとJR東日本スタートアップによる実証実験が行われていた。前述の新入りは人ではなく、「駅そばロボット」だ。器用に3つのてぼ(麺をゆでるための網)を動かし、熱湯でゆで、時間きっかりに引き上げて水で締めていく。
ちなみにロボットがゆでたそばをしっかりと味わいたいなら、冷たいそばがお薦めだ。「温かいそばはロボットの作業の後に人間が温め直すので、冷たいそばのほうがロボットの腕を確かめられます」と話すのは、調理ロボットサービスを開発しているコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)COOの佐藤泰樹氏。記者も初日にもりそばをいただいたが、駅そばとは思えないほどこしもあり、しっかり冷たく締められていた。佐藤氏も、「人とロボットが調理したときの差は麺のぬめり。人のほうがよりぬめりは落とせるが、ただその差はプロでしか分からないレベル」と自信を見せる。
このロボットの正式名称は「TM5-900」。実は台湾製だ。コネクテッドロボティクスはロボットメーカーではなく、市販されているロボットに調理のためのソフトウエアなどを組み込み、販売するベンチャー。ハウステンボスなどに調理ロボットを納入した実績があり、実はイトーヨーカドー幕張店(千葉県)のたこ焼き店で働いているのも全く同じTM5-900だ。世界中の汎用ロボットから、調理ができそうもののなかで一番コストパフォーマンスが高い機種を見つけ出し、ソフトウエアで調理を“教え込む”。「いかにトータルコストを抑えるかが腕の見せどころ」(佐藤氏)。ちなみに駅そばロボットの価格は未定だが、アームが1本の同タイプの参考価格は初期費用300万円、月額20万円だ。
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May 08, 2020 at 03:03AM
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