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今冬の雪、東・西日本の日本海側で多くなる予想 要因はラニーニャ現象 - ウェザーニュース

ウェザーニューズ発表 2020.11.24.

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2020/11/24 11:40 ウェザーニュース

先週までの季節外れの暖かさは落ち着き、再び季節が前に進み出しました。
ここ数年、降雪量は平年と比べてかなり少なく、ゲレンデは深刻な雪不足に見舞われましたが、今シーズンはどうなるのでしょうか。12月〜来年3月の降雪傾向をお伝えします。

■ 降雪傾向のポイント ■

・東〜西日本日本海側で“平年並か多い”予想
・ラニーニャ現象で西日本中心に寒気が流入しやすい
・ピークは広範囲で 12月末〜1月上旬
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今シーズンの降雪量は、北陸・近畿北部・山陰・九州で“平年並か多い”、北日本の日本海側で“平年並か少ない”、その他のエリアは“平年並”の予想です。

予想のポイントとなるのは、ラニーニャ現象とそれに伴う偏西風の蛇行です。

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今冬は、ラニーニャ現象が持続する影響で、偏西風が日本付近で南に蛇行し、西日本を中心に寒気の流れ込みやすい時期がある見込みです。

このため、西日本を中心に平年並みかやや寒い冬になる見通しです。一時的に強い寒気が流れ込むタイミングがあり、東〜西日本の日本海側を中心に降雪量は平年並か多くなるとみています。

一方、北日本の日本海側では、冬型の気圧配置が強まる時期があるものの、全般に寒気の流れ込みは平年より弱い見込みです。このため、降雪量は平年並か少なくなる予想です。

太平洋側では、2月までは冬型の気圧配置が続くため平年よりも降水量が少なくなりますが、2月前半は低気圧の影響を受けやすくなり、降水量が多くなる予想です。このため、北~西日本の太平洋側の降雪量は平年並になるとみています。

昨冬、降雪量が少なかったエリアでも降雪量が増えるため、今のうちに雪対策をしておくと良さそうです。

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エルニーニョ現象時の海洋・大気の特徴と日本付近への影響

【参考】エルニーニョ現象時の日本付近への影響

(1)エルニーニョ現象が発生すると、積乱雲が盛んに発生するエリアが東へずれて、ベンガル湾からフィリピン付近の対流活動が平年よりも不活発となる

(2)(1)により、偏西風が大陸上空では平年よりも南を通り、日本付近では北に蛇行する

(3)日本付近に南から暖気が流れ込み、低気圧の発生・発達を促進する
 →南岸低気圧の発生数が増加

(4)西・東日本は平年よりも寒気の流れ込みが弱まる

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【2】黒潮大蛇行

2017年に発生した黒潮大蛇行が今年も続いており、少なくとも 2020年1月半ばまで続くと予想されています。

・首都圏に寒気を引き込みやすい条件に
1月以降も続いた場合、南岸低気圧が首都圏に寒気を引き込みやすいコースをとることが多くなります。
黒潮大蛇行が発生した 2017/18年冬は、1月22日〜23日未明に通過した南岸低気圧の影響で、東京では4年ぶりに20cmを超える積雪を観測し、関東を中心に大雪となりました。

このため関東甲信では、南岸低気圧のコースによって、降雪量が多くなる可能性があります。ただ、気温が高めで推移することを考慮し、降雪量は“平年並”と予想しています。特に積雪リスクが高まるのは1月下旬〜2月の予想です。

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雪のピークは、全国的に12月末〜1月上旬の予想です。

この時期には、一時的ながら強い寒気が南下し、山陰や北陸を中心に大雪となり、瀬戸内や京阪神、濃尾平野でも積雪の可能性があります。
交通機関に大きな影響が出るおそれもあるため、今後の最新情報をご確認ください。

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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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