高島屋は20日、改装していた高島屋東別館(大阪市浪速区)を開業した。長期滞在型の宿泊施設「シタディーンなんば大阪」や高島屋史料館が入居する。宿泊施設にはインバウンド(訪日外国人)らを誘致し、近隣にある高島屋大阪店への送客にもつなげる狙いだ。
シタディーンはシンガポール不動産大手、キャピタランド傘下のアスコットが展開するホテルブランド。日本では東京(2カ所)、京都に続き4カ所目になる。
シタディーンなんば大阪は、313室のうち約3分の1の部屋にキッチンを併設し、一部は洗濯乾燥機も備える。子供が遊べるキッズルームや24時間使えるラウンジもあり、ファミリー層の宿泊を見込む。
史料館には美術品や百貨店の資料などを展示する。インバウンドの来館も想定し、英語や中国語など5カ国語の解説を用意した。
高島屋の村田善郎社長は「難波エリアはインバウンドのゲートウエイであり、(大阪や日本の)第一印象を決める重要な場所。ランドマークとして東別館をしっかり運営していきたい」と話した。
東別館は昭和初期に松坂屋大阪店として建てられ、1969年に高島屋が取得した。2019年には国の登録有形文化財にも指定され、外壁や天井に建設当時の装飾を残している。
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January 20, 2020 at 10:00AM
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高島屋東別館が開業 宿泊施設などに改装 - 日本経済新聞
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