楽天則本昂大投手(29)が25日、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンへの寄付金の贈呈式に出席した。

同団体は東日本大震災などの被災等の理由によって、経済的な理由でなかなか学ぶ機会を得られない子どもたちの支援を行っており、チャリティーへの協力を模索していた則本昂の希望で昨季から活動を行っている。

昨季は背番号14にちなみ140万円を寄付。則本昂は「僕自身、子どものころはなかなか裕福ではなく、その中でも親に野球を続けさせてもらってここまで来ることができました。まだまだ自分の夢に向かって経済的に厳しいことで、その夢を諦めてしまう子どもたちもいるということを聞いていますので、何かその子たちの力になれることはないかと相談した結果、今回、チャンス・フォー・チルドレンという形ではありますけれど、何か少しでも力になれたらいいなと思い、させてもらうことになりました」と自身の経験を踏まえて活動への思いを示した。

また、今季はペナント、ポストシーズンを含め1イニングごとに1万円を寄付する。「長いイニングを投げればチームのためになるし、新たに少しでも長く投げたいという思いが重なれば、さらに良い結果になる。できるだけ長いイニングを投げて、たくさんの寄付をできたらいいなと思っています」とチームの勝利、そして恵まれない子どもたちのために腕を振ると意気込んだ。