琵琶湖水草対策に３０万円寄付 長浜の明豊建設 - 中日新聞

贈呈式後、商品の説明をする白石部長（右）と本庄社長＝県庁で

　琵琶湖の“厄介者”とされる水草で作った肥料「湖（こ）の恵（めぐみ）」を販売する、長浜市の建設会社「明豊建設」の本庄浩二社長と白石昌之・企画営業部長が十二日、県庁を訪れ、水草対策に役立ててもらうため、三十万円を県の基金に寄付した。

　「湖の恵」は、昨年一月に発売。白石部長が、琵琶湖での水草の大量繁茂の問題を知り、「地元企業として何かできないか」と考えた。五年間の試行錯誤の末、水草を短期間で有機堆肥化する技術を開発。発売から一年で、三百五十グラム入りの小袋を約六千袋と、農業用約二十トンを販売。首都圏を中心に好評といい、同社は「一年目としては成功」と分析。同社によると、水草百トン分の循環につながったといい、水草を使った新たな商品も考案中という。

　贈呈式では、本庄社長が西嶋栄治副知事に目録を手渡した。白石部長は「美しい琵琶湖を残すために、これからも継続していきたい」と話した。

　（堀尾法道）

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