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郵便局 アベノマスク寄付箱 「配っているわれわれが...」撤去に - FNNプライムオンライン

国内

割引券やつけ麺、さらにはバナナジュースなどと物々交換で寄付できるもの。

答えは、あのアベノマスク。

今では各地に寄付のための回収箱が。

寄付しに来た人「これ余っているところが多いと思うんだよね。ちょうどサイズが合う方に使ってもらうのが一番いいと思う」

ところが、こうした箱の設置に「待った」がかかった。

その現場となったのは、群馬・太田市の郵便局。

アベノマスクの寄付を募るボックスが設置されたが、わずか1週間ほどで撤去されたという。

設置の口火を切ったのは1人の郵便局長だった。

小中学生のためにマスクの寄付を募る太田市の呼びかけに賛同。

6月に入り、市内にある21の郵便局に寄付箱が設置された。

しかし、これを知った日本郵便の本社が、すぐさま撤去を指示した。

なぜ、撤去となったのか。
そこには政府が示した、あの方針が。

菅官房長官「次なる流行にも十分対応できるよう、布製マスクを多くの国民が保有することに意義がある」

政府が保有を求めたマスク。

それを誰が届けたかといえば、そう、郵便局員。

このことから、日本郵便本社 調査・広報部からは「配っているわれわれが不要品のように扱うのはおかしい」との声が。

これだけではない。
マスクの寄付を報道機関に知らせたリリース。

よく見ると、そこにはアベノマスクの文字が。

これにも日本郵便本社 調査・広報部からは、「アベノマスクなどと揶揄(やゆ)する表現は不適切だ」などの声が。

地元の人は...

太田市民「今、マスクがいっぱい出てきているから、寄付する動きがあって、それを郵便局がやるのも別にいいと思う」、「寄付する動きは、とてもいいことだと思う。それ(配達)とこれ(寄付)は別問題な気もする」

政府の方針を尊重する形となった箱の撤去。

一方、今も寄付を募っている自治体からは、こんな本音も。

群馬・沼田市「国が行っている政策だが、マスクは無駄にしたくない。なので消極的に寄付を募っている」

回収箱を設置する自治体は東京にもある。

多摩市では、これまでに2,000枚のアベノマスクが寄せられていた。

その使い道は...。

多摩市役所・防災安全課・西野さん「最近、風水害というものが多く起きておりますので、ことしもそういったこと(風水害)が起きかねないということで、避難所で感染予防として活用していきたい」

多摩市では、100万枚のマスクを備蓄していたが、コロナの影響で数十万枚まで減ったため、寄付分を災害用に充てるという。

まだ全国に行きわたっていないアベノマスク。
騒動は、今後も続くとみられる。

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"寄付" - Google ニュース
June 11, 2020 at 08:01PM
https://www.fnn.jp/articles/-/51871

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