帝京が“前田マジック”で逆転勝ちし、決勝に進んだ。

2-3と1点を追う8回1死満塁。ここで、前田三夫監督(71)は投手の柳沼に代わり代打小山を送る。2球ボールの後の3球目をファウルした。すると、打席の途中で代打の代打に菊池を送った。菊池は代わった直後の初球にスクイズを決め、同点。さらに、敵失も誘い二塁走者も生還し逆転。その後、適時打と犠打が続き、この回、一挙4点を奪った。

前田監督は「小山は第1ストライクを決められなくて、スクイズしかないなと思いました。ただ、小山はバントがうまい印象がない。ベンチでバントがうまいのは誰だと見たら、菊池だなと」と狙いを明かした。