大阪ニュース
2020年3月15日
東大阪市在住の郷土史家、杉山三記雄さん(76)が、大阪市と奈良県生駒市をつないだ古堤(ふるつつみ)街道のガイド本「古堤(こて)街道〜歩いて知る街道の歴史」を発刊した。「河内の街道を歩く」シリーズの完結となる第5弾。今は確認が難しい道の名残や歴史、文化を丁寧にまとめ、「街道は生きている」とアピールする。
シリーズ完結となる「古堤街道」を発刊した杉山さん |
杉山さんによると、同街道は大阪側は京橋を起点に寝屋川沿いを東西に走り、江戸時代は野崎参りなどで大きな役割を果たした。街道沿いの人らには「こてかいどう」の名で親しまれたが、現在は河川改修などでその多くが舗装、寸断された部分もあるという。
同書では数年かけて調べ歩き、ポイントごとに石碑や名所、名物を写真を交えてまとめた。「京橋」では、JR京橋駅南の街道部分が周辺よりも一段高いところに着目し「階段の高さが堤跡を表している」。交通の要衝であった「徳庵」では名物の「別品餅」や「稲田桃」を取り上げる。
表紙にもなった「落語の野崎参り」の絵画や、街道の面影を残す「今福」の風景画は自身の作品で、優しいタッチには郷土愛があふれている。
杉山さんは東大阪市職員を退職後、地元の町歩きを本格的に始めた。ホームページでまとめていたのが出版社の目に留まり、始まったのが「河内の街道を歩く」シリーズ。足かけ6年で完結し、「やりきった」と充実感を漂わせる。
今後は自身が相談役を務める「河内の郷土文化サークルセンター」で引き続き東大阪の歴史や文化を発信していく考えで、「忘れ去られようとしている歴史や文化は、心の財産。これからも掘り起こし、次の世代に伝えたい」と話していた。
◇ ◇
ガイド本「古堤街道」は146ページ、千円。近鉄河内小阪駅前の栗林書房(東大阪市小阪)と、近鉄若江岩田駅近くのヤシマ書店(同市岩田町)で販売。
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March 15, 2020 at 09:27AM
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